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まだ見ぬ脳の修復メカニズムを解き明かし、
新しい研究領域を一緒に切り拓いていく仲間を探しています。
RESEARCH PHILOSOPHY
01
「脳卒中後の炎症は悪い」というのが長年の常識でした。 しかし本当にそうなのか? 丁寧にデータを積み上げ、先入観を排して観察することで、 炎症の中に修復の鍵があることを突き止めました。 思い込みを捨てて、脳が教えてくれることに素直に耳を傾ける。 それが私達の研究の第一歩です。
02
脳の修復メカニズムを理解するには、 神経科学と免疫学の両方の視点が不可欠です。 私達の研究室では、分子生物学から脂質代謝、シングルセル解析、 さらには人工知能を活用したデータ解析まで、 必要な技術を貪欲に取り入れ、 分野の壁を超えたアプローチで真実に迫ります。
03
メカニズムの解明で終わりにしない。 私達は発見した分子メカニズムを治療に結びつけることを常に意識しています。 実際に、脳の修復を促す脂質メディエーターや 核酸医薬(ASO)による新しい治療戦略を提案し、 基礎研究と臨床をつなぐ架け橋を目指しています。
04
既存の枠組みの中で研究するだけでなく、 新しい研究領域そのものを創ることが私達の目標です。 「リカバロミクス」 ― 脳の回復を包括的に理解するこの新しい学問分野を、 世界に先駆けて開拓しています。 次の時代の研究を、自分たちの手で切り拓いていく。 その覚悟と喜びを共有できる仲間を求めています。
MESSAGE FROM PI
私は医学部の学生時代、先輩に誘われて分子生物学研究会に参加したことがきっかけで、 研究者を志すようになりました。 あの頃はまだ何も分かっていませんでしたが、 未知のメカニズムを自分の手で解き明かすことへのワクワク感だけは、はっきりと覚えています。
サイエンスを心から好きになった私は、 研究室選びの前に国内の20を超える研究室を訪問しました。 世界と戦っている研究室がどのように研究を展開しているのか ― その発想法や取り組み方を、教授から直接聞いて学びました。 「どうすればおもしろい研究ができるのか」。 あの頃に吸収したことが、今の私の研究スタイルの基盤になっています。
脳卒中後の炎症に「二つの顔」があること、 そしてその中に修復の鍵が隠されていること ― この発見に辿り着くまでに、15年以上の時間がかかりました。
九州大学での大学院時代から慶應義塾大学でのポスドク時代、 そして東京都医学総合研究所を経て現在の東京科学大学へ。 一つひとつの研究を積み重ね、仮説を検証し続けてきました。 うまくいかないことの方が圧倒的に多い。 でも、脳が見せてくれる一瞬の真実に出会ったとき、 すべてが報われる感覚があります。
その成果はNeuronやNature Reviews Neuroscienceなどに掲載され、 2025年には学術変革領域A「リカバロミクス」の領域代表として 新しい研究分野の創成に取り組んでいます。 これらの成果は、私ひとりの力ではなく、 研究室のメンバーと共に歩んできた結果です。
私がずっと大切にしてきたのは、
「おもしろい」と心から思える研究を、
妥協なく追い続けることです。
HOW WE LEARN
研究室に入る前に、まず少人数制ゼミに参加していただきます。 4時間×14コマ、計約50時間。 研究の発想法、仮説の組み立て方、最先端の分子生物学・脳科学・免疫学の基礎を、 教授が直接、手渡しで教えます。
このゼミは、希望してくれた方のために開催しています。 「ここまで丁寧に教えてもらえる場所がある」ということを、 ぜひ知ってほしいのです。
ゼミを通過した方は、すでに研究に必要な知識と理論的基盤を持った状態で 研究室に加わります。 だからこそ、研究室では理論の講義に時間を割く必要がありません。 最初から実験手技の習得と研究の実践に集中できます。
この環境があるからこそ、学部生や大学院生が 世界に通用する成果を挙げることができるのです。
私達の研究室は少人数制です。 多くの人を受け入れて自然に育つのを待つのではなく、 一人ひとりに徹底的に向き合い、丁寧に育てることを大切にしています。
実験のデザインから論文の書き方まで、 研究者として独り立ちするために必要なすべてを、 時間をかけて一緒に学んでいきます。
学部・修士で2〜3年、博士で4年 ― 合わせて6〜7年間、共に研究に取り組みます。 この長い時間の中で、基礎を固め、 自分だけの研究テーマを見つけ、世界レベルの発見に挑みます。
実際に、この研究室から巣立ったメンバーは、 一人ひとりが国際的な学術雑誌に論文を発表しています。 それは才能ではなく、積み重ねた時間と真剣な取り組みの結果です。
FUTURE VISION
研究室の見学も歓迎しています。
研究に興味がある方は、以下のメールアドレスまでご連絡ください。
shichita-tk[at]cmn.tmd.ac.jp([at]を@に変えてください)