Our Story

こわれた脳を治す方法はないのか?
脳卒中患者さんの手足をうごかす治療薬を開発するため、
15年以上にわたり研究を積み重ねてきました。

研究の歩み:〜2016 脳梗塞と炎症 → 2017-2025 脳梗塞と修復 → 2026- 脳機能回復の原理解明 → 2030s〜 完全回復を目指して

脳卒中の後、脳の中では何が起きているのか。
私たちは「脳が自ら治ろうとする力」を信じ、
その仕組みを一つひとつ解き明かしてきました。

〜2009

脳卒中を研究する理由

医学部に入りたての頃、軽音楽部の先輩と分子生物学研究会に参加したことが、研究者を志すきっかけでした。脳卒中研究を始めた頃のお話です。

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2009

脳卒中の炎症は長引く

脳卒中患者さんの治療薬を作るのに、まずリンパ球に注目しました。ゆっくりと治療を始められると考えたからです。

Nature Medicine 2009
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2012

炎症を開始させる脳内因子とは

脳は無菌的で、炎症を起こす脳内因子が特定されていませんでした。ペルオキシレドキシンの同定に至るまで。

Nature Medicine 2012
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2017

どうやって炎症が収束する?

脳卒中後の炎症は1週間ほどで収束します。なぜでしょう? 炎症が燃えさかる脳内で、炎症を終わらせる細胞を作るメカニズムとは。

Nature Medicine 2017
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2017 - 2026

脳卒中ルネサンスプロジェクト

東京都医学総合研究所で脳卒中ルネサンスプロジェクトを開始し、研究室を開きました。2023年からは東京科学大学(旧東京医科歯科大学)に研究室を移し、プロジェクトを推進しています。第1期プロジェクト「脳機能回復メカニズムは存在するか」について。

Nature Reviews Neuroscience 2023
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2023

修復を開始させる脳内因子とは

傷ついた脳はどうやって治り始めるのでしょう? 神経を修復するための脂質を脳が作り出すことを発見し、脳は自律的に治るためのメカニズムを備えた臓器であることを発見しました。

Neuron 2023
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2026

修復が途中で終わるメカニズムとは

脳卒中後の機能回復は発症数ヶ月程度で見られなくなっていきます。これはどのようなメカニズムなのでしょう。このメカニズムを阻止すれば、脳機能回復が続くのでしょうか。

Nature 2026
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2026 -

脳機能回復を見る

脳卒中ルネサンスプロジェクト第2期「脳機能回復を見る」について。研究室を開いて10年が経過し、脳機能回復のための分子・細胞メカニズムが明確になりました。第2期では、実際に脳機能回復の現場をたくさん見てみようと思います。リカバロミクスのコンセプトについて。

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脳は治る臓器である」

炎症の起動から収束、修復の開始から終焉まで。
一つひとつのピースがつながり、壮大なストーリーが見えてきました。
私たちは、このストーリーの続きを書き続けます。

これからの研究

🧬 リカバロミクス

脳機能回復の個人差を解明し、一人ひとりに最適な治療を届けるための大規模研究プロジェクト。

💊 核酸医薬の開発

ZFP384を標的としたASO治療など、修復機能を持続させる新しい治療法の開発を進めています。

🔬 次世代の解析技術

空間トランスクリプトミクスやシングルセル解析で、修復の「現場」を高解像度で可視化します。